白い猫の来た道

日々つれづれ

わたしと私

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小学校1年生の算数で、皆が「たし算だと思う」に手を挙げたのに、ひとりで堂々と「ひき算」に手を挙げて間違えたのはわたし。
小学校2年生の国語で、「このときの○○くんの気持ちは?」という先生の質問に、○○くんの気持ちを台詞にして情感たっぷりで答えて、クラスの皆に笑われたのはわたし。

だってわたしはそう思ったんだもの。


わたしは大人の私になって、一般の大人として生活しているけれど、ときどき心のどこかで、わたしがひょっこり顔をのぞかせて、うししって笑っているのを感じるんだよ。

好きなものに囲まれる

昨日少し落ち込むことがあったのだけど、

テーブルの上に飾ったトルコ桔梗が柔らかくて優しいパワーを醸し出していて、

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Twitterではオートクチュールの美しいドレスがRTされてきて、

 

オーバーホールに出していたお気に入りの時計が戻ってきて、

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久しぶりに買ったフロレスタのドーナツが美味しくて、

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スーパーで見つけた、菜の花に似た地場産の野菜で春を感じていたら、

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元気出てきました。

 

好きなものや美しいものや美味しいもので囲まれて暮らすって、ほんと大事だなと実感した日。

衝動

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今の仕事以外の場所で、もうひとつ社会と繋がる場所を持ちたいと思っている。
別の仕事でも、活動でも。
私はピアノを教える仕事をしているのだけど、そこだけに限らずに、自分のできることで社会と繋がっていきたいという気持ちがあるのだ。
ピアノ講師、というのが私の肩書き。
ピアノを教える仕事は、終わりのない、創造性のある素晴らしい仕事だと思っている。
でも、その肩書きだけで自分が語られてしまうことに違和感があって。
音楽は私にとって、仕事にできて、尊敬するものではあっても、私自身を賭けられるものとは少し違っているのだ。
だから、自分と社会との繋がりを音楽だけに限定したくないのだ。
今さら何を言っているのか?と自分で突っ込んだり。

仕事の大変さから逃げたいだけではないの?と思ったり。
別の活動なんて考えていないで、本当はもっと音楽の仕事に没頭しなければならないんじゃないの?と思ったり。
ぐるぐるしている。
それでも、今までと同じ生き方のままだともう、今の自分にとっては何かが違うんだなということだけはっきりしている。
それでは、何をしたいんだろう?と言われると、そこもはっきりしなくて。
よくわからないまま、年が明けてから、ただただ今の私がやりたい、文章を書くことと、本を読むことを、セーブすることなく、やりたいだけやっている。
なにがなんだか。大丈夫か私よ。
これが何に繋がるかは、よくわからない。どこに繋がるあてもない。
それでも、なにがなんだかわからないままでも、自分が感じることはそのまま肯定していこうと思っている。


これはいやだ。
あれが好き。
こういうことをやってみたい。
あれはやりたくない。
そんな感覚で、生き方を決めてきたことなんてなかった。
私にとって人生の選択は、いつも「こうあるべき」で、何かを感じることすら、その枠組みにできるだけ収まるように気をつけていた。
我ながら、息苦しいね。
それはそれで、今までの私にとっては精一杯のことだったのだ。
でもこの先、自分の心の本音にもっと寄り添おうと思う。

 

全然まとまらない文章。
そのままの通り、まとまらない何かが自分の中にすでにある。
その衝動を、大事にしていこう。

ほころび

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見つけた糸のほころびをずっと見続けるように、人の心の闇を見続ける人たちがいる。
見続けざるを得ない、と言った方がいいのかもしれない。
少し目をそらせば、服の柄の鮮やかさや生地の肌触りの良さが目に入るだろうに、糸のほころびから目をそらさない。
人はそこに、何を見るんだろう。
暗闇ばかりを見つめて、見つめて。
その先にしかない光を見出すことが、世の中にはあるらしい。
世界は明るいものばかりではない。
それでも人は、あらゆるものに美しさを見出すことができるんだろう。

明るい色

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○○しないと××になってしまうよ。
と不安を煽るより、
△△したら◎◎になれるよ。
と素敵な未来を想像できる方がいい。
明るい色が心を満たすような時間を、もっともっと増やしたい。