気長に待つこと
年齢を重ねてきて思うことは、何事も大きな流れの中にあって、結果をすぐに期待したり、目先の小さな出来事に一喜一憂しない方が良いということ。
人との関係も、自分自身も、仕事や好きな趣味のことも、丹念に育てて慈しむことに心を尽くして、結果を急がない。
物事を意図した方向に進めようとあれこれ画策したり、目に見える結果や報償を獲得していくやり方は、私には合いませんでした。
(でも、肉食系と言われるガッツあふれる人たちや、上昇志向の強い人たちのことは尊敬しています)
起きた出来事が、どんな意味を持つのかはずいぶん時間がたたないとわからないものです。
自分ができることを丁寧にやること。
そしてやりすぎないこと。
行く末を見つめすぎないこと。
流れを受け止めること。
楽しむ気持ちを大切にすること。
心の中にある願いは、いつもふんわり持っていたいと思っています。
自分がやったことの応えは、いずれ還ってくるものです。
しかも、思いもよらないときに。
だから、いろんなことをしながら、のんびり気長に待とうと思います。