白い猫の来た道

日々つれづれ

3月に読んだ本

3月に読んだ本です。

3月は忙しくて、すでに記憶が薄れております。
あまり冊数は読めませんでしたが、1冊1冊の密度が濃かったです。

ちはやふるも、ゴーストハントリライト版も、日々是好日も素晴らしかった。

今はたくさん読むより、1冊ずつ丁寧に読みたい気持ちです。


3月の読書メーター
読んだ本の数:6
読んだページ数:1595
ナイス数:91

ちはやふる(37) (BE LOVE KC)ちはやふる(37) (BE LOVE KC)感想
生まれ変わったような田丸さんの頑張りや、涙ぐみながらかなちゃん母に着物のしつらえを頼む太一母や、かなちゃん母の仕事ぶりのかっこよさや、自分の弱さを人に見せることができるようになった詩暢ちゃんや、とにかく見所が盛りだくさんな37巻の一番は、原田先生の「苦しかったな 絶体絶命がたくさんあったな 絶体絶命を愛せよまつげくん これから先 ずっとだ」だと思う。深夜にひとり、このセリフにたどり着いた私の気持ちの荒ぶる高まりを一体何に例えよう。最高です。ちはやふる大好き。
読了日:03月01日 著者:末次 由紀
ゴーストハント2 人形の檻 (幽BOOKS)ゴーストハント2 人形の檻 (幽BOOKS)感想
ゴーストハントのリライト版2巻。洋館を襲うポルターガイストの謎。2巻から本格的な心霊ものになったことにびっくりした記憶があります。ティーンズハート版の時には入れなくてはならなかったのであろう恋愛色は薄れ、小野不由美さんの怖さが本領発揮です。こうして読み返してみると、すでに最終巻までの布石が随所に散りばめられているのだなーと実感。いなだ詩穂さんが描く裏表紙のぼーさんがかっこいいなあと惚れ惚れしつつ3巻へ進みます。
読了日:03月02日 著者:小野 不由美
日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ感想
エッセイストの森下典子さんが、お茶を始めてからの25年間を綴った本。最初は型ばかりで自分が何をやっているのか見当もつかなかったのに、ある日突然霧が晴れるように、四季の変化や世界の多彩な色彩が繊細に感じられるようになっていく過程にはっとします。そして、「今を生きる」ことの大切さが心にまっすぐ入ってくる。背筋が伸び、心に明かりが灯るやわらかな文章の数々に、何度も読み返そうと固く決意しました。最初の発売から15年以上が経っていますが、先日も書店で平積みされていました。納得の良書です。
読了日:03月07日 著者:森下 典子
ゴーストハント3 乙女ノ祈リ (幽BOOKS)ゴーストハント3 乙女ノ祈リ (幽BOOKS)感想
ゴーストハントリライト版3巻。女子校で起こる数々の怪現象にSPRの面々が挑みます。ナルが自分のことを「(有能で顔も良くて)このうえ性格までよかったら長生きしない」と言うセリフがあり、初読の時は笑って読んでいましたが、シリーズ最後まで読み切った後のこのセリフは胸が痛いです。あちこちに散らばる巧みな伏線と、全てを知った後に意味が反転してこちらに届くセリフの数々。小野先生は、やっぱりすごい。
読了日:03月10日 著者:小野 不由美
簡素なくらし─つつましやかに、美しく簡素なくらし─つつましやかに、美しく感想
イラストレーターのmitsou(ミツ)さんが、好きなものや生活まわりのものについて綴った本です。刺繍のハンカチ、白い器、繰り返し観る好きな映画…。懐かしい雰囲気の写真に、静かな語り口の文章が美しいのです。自分の生活の中に好きなものがたくさんあるということは、素敵なことですね。
読了日:03月20日 著者:mitsou
魔女の1ダース―正義と常識に冷や水を浴びせる13章 (新潮文庫)魔女の1ダース―正義と常識に冷や水を浴びせる13章 (新潮文庫)
読了日:03月29日 著者:米原 万里

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