白い猫の来た道

日々つれづれ

10月に読んだ本

10月に読んだ本です。

今月から諸々と活動を始めたので本を読む時間が少なかったですが、19冊行っていましたね。おお。
やはり一番印象深いのは『3月のライオン13巻』です。
今巻もみっちみちに詰まった内容でした。
この続きを読みたいからまだ死にたくないと思える本て、すごいなあと思います。

数年前まで本にまつわる活動をしていたのですが、また再開します。
以前とはやり方を変えていく予定です。
活動いついて、いずれブログに書こうと思います。


10月の読書メーター
読んだ本の数:19
読んだページ数:4119
ナイス数:94

3月のライオン 13 (ヤングアニマルコミックス)3月のライオン 13 (ヤングアニマルコミックス)感想
今回もみっちみちに詰まった内容。あかりおねいちゃんをめぐる島田八段と林田先生のやり取りとか、滑川七段兄弟の話とか色々面白かったのですが、やはり、二海堂と宗谷名人の戦いのシーンの圧倒的なスピード感に夢中になりました。紙面から飛び出て来るのではないかと思えるほどの描写と画力が圧巻です。漫画はこんなに立体的になれるのかと驚きます。そして、情報量の多彩さに息をつく暇がありません。はー、すごいなすごいな。同時代にリアルタイムで話を追える僥倖に感謝したい作品です。
読了日:10月01日 著者:羽海野チカ
銀河鉄道の夜 (画本 宮澤賢治)銀河鉄道の夜 (画本 宮澤賢治)感想
名作初読です。天空を走る銀河鉄道のお話。本からほろほろとこぼれ落ちてくるような美しい言葉と、情景。純度の高い美しさにどこか胸が痛むのは、透き通る哀しみを包含しているからなのかもしれません。宮沢賢治の他の作品でも、同じように美しく暖かな世界を見て帰ってくる少年の話があるのですが、全てが終わったあとにあんなにうつくしくてやさしい光景を見て行けるなら、こわくはないと思えました。宮沢賢治が懸命に言葉で紡いだ光は、生きる道程で心に灯る明かりのようです。
読了日:10月05日 著者:宮澤 賢治
仕事のお守り仕事のお守り
読了日:10月11日 著者:ミシマ社 編
高村光太郎詩集 道程 (豊かなことば 現代日本の詩1) (豊かなことば現代日本の詩 1)高村光太郎詩集 道程 (豊かなことば 現代日本の詩1) (豊かなことば現代日本の詩 1)感想
高村光太郎の代表的な詩を集めた詩集です。力強くも繊細で、凛とした言葉の連なり。知っているはずの言葉が、どんどん違った表情を見せるその変幻自在な様に、感嘆の溜息が漏れます。「最低にして最高の道」「詩人」が好きです。
読了日:10月14日 著者:高村光太郎
地を這う祈り地を這う祈り感想
世界最貧層の人々の生きる姿をまとめたノンフィクションです。物乞いをするためにマフィアによって腕を切り落とされた少年、喜捨を得るために妹の死体を使う姉、下半身をあらわに路上で死んだ売春婦、シンナーで幻想に浸る少年たち、檻に入れられた障害児、苔生す水を飲む老婆…。淡々と載せられた写真と説明の文章に、目を覆いたくなるものも多いです。しかし、これが世界の現実でもあるのです。この現実を見なくても、一生を過ごせるかもしれない。でも、知らないでいるのは嫌だ。同じ地平に存在する理不尽の理由を、考え続けたいと思うのです。
読了日:10月14日 著者:石井光太
黒子のバスケ 1 (ジャンプコミックス)黒子のバスケ 1 (ジャンプコミックス)
読了日:10月17日 著者:藤巻 忠俊
黒子のバスケ 2 (ジャンプコミックス)黒子のバスケ 2 (ジャンプコミックス)
読了日:10月17日 著者:藤巻 忠俊
黒子のバスケ 3 (ジャンプコミックス)黒子のバスケ 3 (ジャンプコミックス)
読了日:10月17日 著者:藤巻 忠俊
黒子のバスケ 4 (ジャンプコミックス)黒子のバスケ 4 (ジャンプコミックス)
読了日:10月17日 著者:藤巻 忠俊
黒子のバスケ 5 (ジャンプコミックス)黒子のバスケ 5 (ジャンプコミックス)
読了日:10月17日 著者:藤巻 忠俊
黒子のバスケ 6 (ジャンプコミックス)黒子のバスケ 6 (ジャンプコミックス)
読了日:10月17日 著者:藤巻 忠俊
黒子のバスケ 7 (ジャンプコミックス)黒子のバスケ 7 (ジャンプコミックス)
読了日:10月17日 著者:藤巻 忠俊
黒子のバスケ 8 (ジャンプコミックス)黒子のバスケ 8 (ジャンプコミックス)
読了日:10月17日 著者:藤巻 忠俊
黒子のバスケ 9 (ジャンプコミックス)黒子のバスケ 9 (ジャンプコミックス)
読了日:10月17日 著者:藤巻 忠俊
黒子のバスケ 10 (ジャンプコミックス)黒子のバスケ 10 (ジャンプコミックス)
読了日:10月17日 著者:藤巻 忠俊
猫の文学散歩 (1980年)猫の文学散歩 (1980年)感想
世界の名作の中で生き生きと息づく猫と、作家の関係を綴った「猫の文学散歩」。1980年出版の本なので、出てくる作品はほとんどが古典の名作です。谷崎潤一郎夏目漱石梶井基次郎椋鳩十ボードレールヘミングウェイルイス・キャロル、ポーなどなど、そうそうたるメンバーです。猫がいかに人間の中に入り込み、創作意欲をかき立たせ、癒し、夢を与えているか…。重度の猫好きゆえ、猫と作家の親密さに、うんうんと頷きながら読みました。犬も猫も、太古の昔から人間の相棒であったことに思いを馳せます。猫万歳。
読了日:10月23日 著者:熊井 明子
ぼくの昔の東京生活ぼくの昔の東京生活感想
芥川賞作家で画家でもある赤瀬川原平さんが、50年代後半から60年代にかけて、青春時代を過ごした東京でのことを語ります。東京に縁のある人はなるほどーと楽しめそう。当時の人が現在の東京を見たらなんて言うのだろうなあ。でも、地続きの未来が今なのですね。ノスタルジーに浸るでもなく若い頃の自分を淡々と綴っている文章が読みやすかったです。
読了日:10月27日 著者:赤瀬川 原平
悲嘆の門(上)悲嘆の門(上)
読了日:10月29日 著者:宮部 みゆき
悲嘆の門(下)悲嘆の門(下)
読了日:10月29日 著者:宮部 みゆき

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