毎日膨大な文章量を目にする中で、色づいて見える言葉を書く人がいる。
本でもネットでもフォントが統一されているのだから、純粋な言葉の使い方によるものなのだろうけれど、同じ言葉でも人によって受ける印象が違って見えるのは、その人のあり方のようなものを、言葉を通して感じているからかもしれない。
平安時代の貴族の女性は人前に姿を見せることがないので、会うより先に和歌で想いを伝え合ったそうだ。
その人の言葉に惹かれて恋をすることは、きっとある。
言葉は全てではないけれど、人となりを表す大事な要素だ。
言葉を、大切にしたい。