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白い猫の来た道

日々つれづれ

4月に読んだ本

4月は黙々と本を読んでいた時間が多かったので、読了の冊数がかなり多くなりました。
シリーズ物を同時並行で読んでいたので、すぐに次を読みたくなって回転ペースが早かったのもありますね。

茅田砂胡さんの「トゥルークの海賊」。
上橋菜穂子さんの「精霊の守り人」。
浅葉なつさんの「神様の御用人」。
天童荒太さんの「永遠の仔」。
そして、宮部みゆきさんの「ソロモンの偽証」。

精霊の守り人永遠の仔、ソロモンの偽証は圧巻でした。
こういう本に出会うと、今の時代に生きていてよかったなあとしみじみ思うのです。

4月の読書メーター読んだ本の数:26読んだページ数:8917ナイス数:201天使たちの課外活動5 - 笑顔の代償 (C★NOVELSファンタジア)天使たちの課外活動5 - 笑顔の代償 (C★NOVELSファンタジア)読了日:04月03日 著者:茅田 砂胡
蒼路の旅人 (新潮文庫)蒼路の旅人 (新潮文庫)感想いよいよ南の大国タルシュ帝国の脅威が迫り来る中、皇太子チャグムと帝の仲に決定的な亀裂が入る。次々とチャグムを襲う過酷な運命の波に、読んでいて胸が苦しくなりました。葛藤を抱えながらも立ち上がり向かっていくチャグムの背中に、幾人もの人たちが祈ったように、チャグムの行く末に光差す道が開けるよう固唾を呑んで見守るしかありません。次はクライマックスの三部作です。ハラハラしながら進みます。読了日:04月04日 著者:上橋 菜穂子
ソロモンの偽証: 第II部 決意 上巻 (新潮文庫)ソロモンの偽証: 第II部 決意 上巻 (新潮文庫)感想藤野涼子が発起人となり、柏木卓也の死の真相について「学校内裁判」の準備が始まる。新たな登場人物たちも飛び出し、中学3年の生徒たちの目覚ましい動きから目が離せない。幾重にも絡んだ思惑と人間模様をほどいた先に何が見えるのか。吸い寄せられるように次巻へ。読了日:04月06日 著者:宮部 みゆき
夜廻り猫(2) (ワイドKC モーニング)夜廻り猫(2) (ワイドKC モーニング)感想待望の夜廻り猫第2巻です。今宵も遠藤平蔵(猫)は片目の子猫・重郎と共に、ひとり泣く人がいないか夜廻りを続けるのです。誰にも振り向かれない心の哀しみや痛み、涙に寄り添う猫たち。誰もが抱える傷の上に、そっと優しく降り注ぐようなお話の数々です。読了日:04月07日 著者:深谷 かほる
天と地の守り人〈第1部〉ロタ王国編 (新潮文庫)天と地の守り人〈第1部〉ロタ王国編 (新潮文庫)感想タルシュ帝国の脅威に抵抗するためにロタ王国へ侵入したチャグム。そのチャグムを見つけ守るよう託されたバルサ。草兵として戦地へ送られたタンダ。運命の渦に巻き込まれるように展開する彼らの行く末には何が待っているのか。ようやくのチャグムとバルサの再会シーンには鳥肌が立ちました。いざ第2部へ。読了日:04月07日 著者:上橋 菜穂子
12星座の恋物語12星座の恋物語感想12星座の男女それぞれの恋の短編を角田光代さんが、各星座の男性の見極め方、各星座の女性へのアドバイス鏡リュウジさんが書かれています(男性にはやや辛辣かも?)あの人にこの人に、思い当たる節があったりなかったり。短編はそれぞれの性質ゆえにじたばたしている話も多く、なんだか親しみが湧きました。恋愛は感情を揺さぶるから、その人の凸凹をくっきりと浮かび上がらせます。欠けたり飛び出したり、光ったり陰ったりとくるくる反転しながら、人は人と関わり合っていくのでしょう。装丁も美しく、素敵なものがたくさん詰まった本でした。読了日:04月08日 著者:角田 光代,鏡 リュウジ
永遠の仔〈2〉秘密 (幻冬舎文庫)永遠の仔〈2〉秘密 (幻冬舎文庫)読了日:04月09日 著者:天童 荒太
神様の御用人 (2) (メディアワークス文庫)神様の御用人 (2) (メディアワークス文庫)感想人から祀られることが減り、力を失った神様の御用を聞く「神様の御用人」第2弾。なし崩し的に御用人となった24歳のフリーター・良彦は、今回も相棒(?)の狐神・黄金と共に人間くさい神様たちの御用を聞いて回ります。神様が見えるという特殊な力を持つことで、孤独を抱えていた美少女も登場します。形式美と思いつつ、不器用でも懸命に頑張る少女はやっぱり可愛いのです。言葉にする望みと、心にある本当の望みは、少し違う。自分の、大切な人の、本当の願いは何なのか、耳を傾けることが一番大事。そんなことを感じた2巻でした。読了日:04月12日 著者:浅葉なつ
三鬼 三島屋変調百物語四之続三鬼 三島屋変調百物語四之続感想江戸の袋物屋・三島屋の姪、おちかが聞き手となる百物語第4弾。今回も、背筋が凍る話から心温まる話まで勢揃いする中、人間というものの描き方の奥行の深さに唸らされるばかりでした。新たな登場人物・貸本屋の勘一が言った「生身の人の語りは、血が通って面白うございます。ですが、生ものだけに、時にはあたる。読み物というものは、生身の人からはもう離れておりますから、枯れております。気散じにはうってつけの上に、読み物を通して知識が増えれば、肝っ玉が強くなります」に思わず膝を打ちました。まさしく、本書もそういう読み物なのです。読了日:04月14日 著者:宮部 みゆき
神様の御用人 (3) (メディアワークス文庫)神様の御用人 (3) (メディアワークス文庫)感想それぞれの神様についての言い伝えが、巧みに話として練り上げられていて、とても楽しく読めます。ほっこりしたり、じんわりしたり。御用人として、人として成長していく良彦の姿も垣間見られ、先が楽しみです。御用人を拒絶した青年の話がちらりと。次巻以降話が動いていきそうです。読了日:04月16日 著者:浅葉 なつ
永遠の仔〈3〉告白 (幻冬舎文庫)永遠の仔〈3〉告白 (幻冬舎文庫)読了日:04月16日 著者:天童 荒太
トゥルークの海賊1 (C・NOVELSファンタジア)トゥルークの海賊1 (C・NOVELSファンタジア)読了日:04月17日 著者:茅田 砂胡
進撃の巨人(22) (講談社コミックス)進撃の巨人(22) (講談社コミックス)読了日:04月17日 著者:諫山 創
トゥルークの海賊2 (C・NOVELSファンタジア)トゥルークの海賊2 (C・NOVELSファンタジア)読了日:04月17日 著者:茅田 砂胡
ソロモンの偽証: 第II部 決意 下巻 (新潮文庫)ソロモンの偽証: 第II部 決意 下巻 (新潮文庫)感想「学校内裁判」へ向けて着々と準備を進める中学生たち。事件を辿る過程で、彼ら一人一人の性格と、それぞれが背負うものが、丁寧に描写される。そうだ、あの大出俊次も三宅樹理も、まだ、中学生なのだ。神原和彦少年が抱える謎をパンドラの箱のように感じつつ、次巻へ。宮部みゆきさんの現代ミステリーの最終章にはいつもあっと驚かされるばかりなので、否が応でも期待が高まっていきます。読了日:04月19日 著者:宮部 みゆき
永遠の仔〈4〉抱擁 (幻冬舎文庫)永遠の仔〈4〉抱擁 (幻冬舎文庫)読了日:04月19日 著者:天童 荒太
神様の御用人 (4) (メディアワークス文庫)神様の御用人 (4) (メディアワークス文庫)読了日:04月20日 著者:浅葉なつ
トゥルークの海賊3 (C・NOVELSファンタジア)トゥルークの海賊3 (C・NOVELSファンタジア)読了日:04月21日 著者:茅田 砂胡
トゥルークの海賊4 (C・NOVELSファンタジア)トゥルークの海賊4 (C・NOVELSファンタジア)読了日:04月21日 著者:茅田 砂胡
永遠の仔〈5〉言葉 (幻冬舎文庫)永遠の仔〈5〉言葉 (幻冬舎文庫)感想実の親に多大なる傷を負わされた子供たちが大人になり、苦しみながらも懸命に生きる姿が描かれた本作。虐待の描写と病んだ子供たちの姿が淡々と事実を追うように書かれており、痛ましさになかなか読み進めることができませんでした。子供を虐待する親もその親から虐待を受け…という負の連鎖が描かれているのと同時に、壮絶な人生の中で光を見出し生きる人の姿に救いを見ました。自分の生を受け入れ認めてくれる人の存在と、自分も誰かの力になれるという自信。支え合える人がいることの希望。生々しく人間が描かれた重厚な作品でした。読了日:04月21日 著者:天童 荒太
毎日が冒険毎日が冒険感想演出家・萩原朔美さんのエッセイ集です。たくさんのエッセイが収められており、派手ではなくてもひとつひとつが滋味深いです。自分を取り巻く世界から受ける感覚の、はっとするような色鮮やかな違い。性別を感じさせない(最初女性だと思っていました)、柔らかな感性。子供の中に潜む大人の部分ではなく、大人の中に残る野放図なままの子供の部分を大切にしたくなる、そんなエッセイ集でした。読了日:04月23日 著者:萩原 朔美
天と地の守り人〈第2部〉カンバル王国編 (新潮文庫)天と地の守り人〈第2部〉カンバル王国編 (新潮文庫)読了日:04月24日 著者:上橋 菜穂子
神様の御用人 (5) (メディアワークス文庫)神様の御用人 (5) (メディアワークス文庫)読了日:04月24日 著者:浅葉なつ
天と地の守り人〈第3部〉新ヨゴ皇国編 (新潮文庫)天と地の守り人〈第3部〉新ヨゴ皇国編 (新潮文庫)感想精霊の守り人シリーズ完結巻。タルシュ帝国と北の同盟国の戦いと、異界の季節が変わったことによる異変と、問題が吹き上がるように押し寄せて一気に完結へと向かいます。チャグムが、バルサが、己ができうる限りのことを壮絶な意志を持って為す姿に、ただただ息を詰めて読み続けました。血と泥と涙の行く末に、柔らかく優しいぬくもりと真夏の光のような笑みがあったことに胸が温かくなりました。10代の少年と30代の大人の女性が主人公という異色の児童文学。緻密に作られた壮大なファンタジーの世界の中、長く共に冒険をしたような読後感です。読了日:04月26日 著者:上橋 菜穂子
ソロモンの偽証: 第III部 法廷 上巻 (新潮文庫)ソロモンの偽証: 第III部 法廷 上巻 (新潮文庫)感想いよいよ始まった「学校内裁判」。証人たちの思惑とそれぞれが抱く真実が、少しずつ事件の形を炙り出していく。柏木卓也はなぜ死んだのか。そして、神原和彦が抱える秘密とは。ゆらゆらと形を見せ始める真相に、涼子や野田と同じく心のどこかで怖さを感じてしまいます。結末を見たいような、まだ見たくないような。良書を読む際の幸せなジレンマを感じつつ、怒涛の最終巻へ向かいます。読了日:04月28日 著者:宮部 みゆき
ソロモンの偽証: 第III部 法廷 下巻 (新潮文庫)ソロモンの偽証: 第III部 法廷 下巻 (新潮文庫)感想完結編。彼が抱えていた秘密。彼女が叫んだ嘘。そして中学生たちが辿り着いた真実に、総毛立つような、震えるような高揚感で読み終えました。20年後を描いた書き下ろしの結末に、なんと救われることか(杉村三郎も登場して嬉しいばかり)。どんどん読み進めたいけど読み終わりたくないという、幸せな読書でした。本当に、素晴らしかった。読了日:04月29日 著者:宮部 みゆき
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